電卓の操作方法(AC,CE,Cなどのクリアキー)
会社から支給された電卓を使うと、自分が使い慣れた電卓とは操作方法が異なり戸惑うことがあります。
このページでは、カシオ製とシャープ製の電卓で操作方法を比較していきます。
上の画像のようにM+キーやM-キー、およびGTキーがついている電卓が対象です。
同じメーカーの電卓でも機種によりキーの配置や表記は異なる場合があります。
クリアキーの動作の違い
カシオ製
AC:通常の計算領域とGTメモリーをクリアします。
C:数値の入力を訂正したいときに使います。
シャープ製
CA:通常の計算領域とメモリーとGTメモリーのすべてをクリアします。
C:通常の計算領域をクリアします。
CE:数値の入力を訂正したいときに使います。
3つの計算領域のクリア方法
電卓には3つの計算領域があります。
1つは通常の計算に使う領域で、=キーを押すと液晶パネルの「表示部」に計算結果が表示されます。
2つ目はM+やM-で加算や減算かできる「メモリー」領域。
3つ目が=キーを押すたびに計算結果が加算される「GTメモリー」領域です。
まず、計算を開始する前にはそれぞれの計算領域をクリアする(0にする)必要があります。
シャープ製には個別にクリアする方法やすべてをいっぺんにクリアする方法があります。
一方カシオ製はクリアに関する方法は2つだけです。
カシオ製
クリアに使うキーはACとMC。
AC:通常の計算領域とGTメモリーをクリア
MC:メモリーをクリア
シャープ製
クリアに使うキーはCAとCとCMとGT。
CA:通常の計算領域とメモリーとGTメモリーをクリア
C:通常の計算領域をクリア
CM:メモリーをクリア
GT:2回連続で押すとGTメモリーをクリア
※通常の計算領域をクリアすると表示部は0と表示されます。
機種によって動作の異なるCキーに注意
カシオ製の電卓では、計算式の数値の入力を間違えたときにCキーを押してもう一度入力し直すときに使います。
一方、シャープ製の電卓で同様の機能は、CEキーになり、Cキーは、通常の計算領域をクリアするときに使います。
※CEキーは、カシオ製の電卓にはありません。また、カシオ製以外の電卓で機種によってCLと表記されていることもあります。