2015年06月09日:記
2015年06月10日:改訂
2018年06月11日:改訂

電卓の操作方法(M+,M-,MR,MCなどのメモリーキー)

会社から支給された電卓を使うと、自分が使い慣れた電卓とは操作方法が異なり戸惑うことがあります。

このページでは、カシオ製とシャープ製の電卓で操作方法を比較していきます。

カシオ製
カシオ系
シャープ製
シャープ系

上の画像のようにM+キーやM-キー、およびGTキーがついている電卓が対象です。

同じメーカーの電卓でも機種によりキーの配置や表記は異なる場合があります。

通常の計算とは別に使える2つのメモリー領域

通常の計算は、数字キーや+-×÷キーを入力して計算中の数値や計算結果などが表示部に表されます。
通常の計算とは別にM+M-キーで加減算できるメモリー領域と=キーを押すたびに計算結果が加算されるメモリー領域の2つのメモリーがあります。

このページでは、前者を「メモリー」と呼び後者を区別して「GTメモリー」と呼びます。

電卓の計算領域

表示部は1つしかないため、メモリーやGTメモリーには、どんな数字が入っているのか常に表示させることはできませんが、メモリーに「0」以外の数字が入ると表示部に小さく「M」と表示されます。
GTメモリーに「0」以外の数字が入ると表示部に小さく「GT」(機種によっては「G」)と表示されます

表示される場所は機種によって異なります。

メモリーやGTメモリーを使った加減算の方法は共通

単価130円の商品Aを13個と単価140円の商品Bを14個納品した場合

納品書

メモリーを使った各商品の金額と合計金額の求め方

M+またはM-キーを押すごとに計算結果をメモリーに加減算します。

カシオ製はMR、シャープ製はRMキーを押すと、メモリーの値が表示部に呼び出されます。

メモリーを使った計算例

GTメモリーを使った各商品の金額と合計金額の求め方

=キーを押すごとに計算結果をGTメモリーに加算します。

GTキーを押すと、GTメモリーの値が表示部に呼び出されます。

GTメモリーを使った計算例

GTメモリーとメモリーは同時に使えます

2つのメモリーを使った計算

GTキーを押すと、「2500」が表示部に呼び出されます。

カシオ製はMR、シャープ製はRMキーを押すと、「2700」が表示部に呼び出されます。

メモリーとGTメモリーのクリア方法

カシオ製

AC:GTメモリーをクリア(通常の計算領域もクリアされます。)

MC:メモリーをクリア

シャープ製

CA:メモリーとGTメモリーをクリア(通常の計算領域もクリアされます。)

CM:メモリーをクリア

GT:2回連続で押すとGTメモリーをクリア(1回押したときには、GTメモリーの値が表示部に表示されます。)

MRCとかRCMとかのキー表記の電卓では、1回押すとメモリーの値を表示して、続けて同じキーを押すとメモリーがクリアされます。

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