販売管理ソフト

販売管理ソフトといっても多くのメーカーからさまざまな種類のソフトがでています。

高額なソフトもあって、気軽に使ってみてレビューすることもできず機能比較をしているサイトも見かけませんね。

価格は１万円台から１００万円超えるものまでといろいろですが、いったいどれを選べばいいのでしょうか。

販売管理ソフトとは

市販されている販売管理ソフトの多くは、物品販売の販売業務と仕入業務をシステム化したものが一般的です。

販売業務では、見積・受注・売上データなどを入力し、納品書や請求書が簡単に印刷でき、いろいろな集計帳票が作れます。

仕入業務では、発注・仕入データを入力し、支払いの管理や売上データとあわせて在庫管理までが可能になります。

これらを総称して販売管理ソフトといいますが、ソフトによって仕入業務の部分がないものや、販売業務の中でも見積・受注に関する機能がないものなどさまざまです。

また、衣料・食品・鉄鋼・建築・医療品・製造・自動車販売など、業種に特化した機能を備えているソフトもあり、多種多様にわたるのも販売管理ソフトの特徴の一つです。

販売管理ソフト選択のポイント

仕入管理や在庫管理の機能が必要か

複数のパソコンで入力する必要があるか

販売管理ソフトでも同じメーカーからいくつかのバージョンがでているときは、おおざっぱに分類するとこのように分けられます。

１台のパソコンで運用する場合の、主なメーカーの販売管理ソフト

販売業務のみ

メーカー	ソフト	価格（税抜）
Pyxis	わくわく販売管理2	13,222円
弥生	弥生販売管理スタンダード	39,000円
BSL	販売らくだプロ	19,800円
OBC	商奉行	200,000円
ソリマチ	販売王	40,000円
PCA	売上じまん	68,000円

価格は、2015年06月25日に調査したもので、各メーカーのホームページに掲載されていた価格を税抜で表示しています。日にちや販売店により価格には変動がありますことをご了承ください。

販売業務　＋　仕入業務

メーカー	ソフト	価格（税抜）
弥生	弥生販売管理プロフェッショナル	70,000円
OBC	蔵奉行（商奉行も必要）	200,000円
ソリマチ	販売王販売・在庫・仕入	60,000円
PCA	仕入じまん（売上じまんも必要）	68,000円
応研	販売大臣NX	300,000円

価格は、2015年06月25日に調査したもので、各メーカーのホームページに掲載されていた価格を税抜で表示しています。日にちや販売店により価格には変動がありますことをご了承ください。

複数のパソコン（３台以上）で運用する場合の、主なメーカーの販売管理ソフト

販売業務　＋　仕入業務

メーカー	ソフト	価格
弥生	弥生販売管理ネットワーク	-
OBC	蔵奉行 Network Edition （商奉行も必要）	-
ソリマチ	販売王 LANパック販売・在庫・仕入	-
PCA	商魂・商管セットfor SQL	-
応研	販売大臣NX LANPACK	-

価格はインストールするパソコンの台数により異なります。またソフトによっては別途データベースソフトなどの購入が必要になるものもあります。

変則的な運用がある場合は要注意

販売業務なら売上データを入力し、納品書印刷。入金データを入力し締日には請求書を発行。管理帳票では売上日報や請求一覧、売掛残高一覧表を印刷。など一般的な機能はほとんどのソフトが備えています。

ただし、以下のような運用があるときや特殊な運用や管理が必要な場合は、対応できないソフトもありますのでしっかり確認してください。

• 受注残や発注残の管理をきちんとしたい。
• 納品書や請求書は独自の書式の用紙に印刷したい。
• 締日が２回以上ある取引先がある。
• 本支店のある取引先で、納品書は各支店へ送付し、請求書は一括して本店へ送っている。
• いくつかの商品を組み合わせて、セット商品として販売することがある。
• 複数の倉庫があり、倉庫ごとに在庫管理がしたい。

その他、商品の「色、サイズ」ごとに管理をしたいとか、ロットごとに管理をしたいなど業種によって要望はさまざまだと思います。

販売管理ソフトの機能はそれぞれ多種多様ですし、オプションを追加することで特殊な運用にも対応できるものもあります。