(No177)
  粟  芍薬  アスチルベ
             (花器  陶器コンポート型)

 此の活け方は、自由花の部
 天地二点の花、粟の軸が直線の美しい線で有る
 為、勢い強く長い処を強調しました。

 中間のアスチルベの、淡いピンク色を添えて、粟
 を引き立てています、根元の芍薬は花の蕾みを
 使用して、粟を強く見せています。

 花器の白い面積を、少なくするために器を縦に使
 用しています。

 此の作品は、天と地を繋いでいる直線が 、人の
 視線を上下に繰り返す作用が有り、そこに動感を
 生み出す力が有ります、いけばなは作者が意図
 する事を作品を通じて、見る人に伝える事です、そ
 こに対話が生まれ、作品の価値があると思います。

 此の作品は平成26年5月1日に習作した花です。

 
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