(No49)

   柏槙 エリンジゥム        
              内用流し   
         (古銅 竜足盃型)

 此の活け方は、客位の姿で用が短く活
 けてあります、替わりに用の奥添えが体
 の半月の内側に回り、その先は本来の
 用の高さに活けてあります、留め先は出
 来るだけ前に引きます。

 花の姿は、円の中(球体)に納まる様に
 活けてあります、留め花は控えにエリン
 ジゥムを使用しています。
 
 古典のいけばなに、新しい花材を使用する
 時には、その素材の出生を調べ、毒性、
 匂い、棘、等無いことを確認して、全体の
 姿に、違和感の無い様に活け上げれば良
 いと思います。
 (エリンジゥム=此の花材は葉の先端が硬
  く棘の様に成っているため、取り除いて使
  用しました、ばらの花等を使用する時は棘
  を取り除いて使用すればよいと考えていま
  す)
 
 此の作品は、平成22年3月熱田区花道
 連盟春季花道展(会場は名古屋市熱田
 区役所7階 講堂)にて出瓶した花です。
   
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