柏木広樹&光田健一 Duo Live Tour 2019 “二人旅”
  
 日にち・会場
2019年2月11日(月・祝) 浜松 HERMIT DOLPHIN  

演奏曲 (作曲者)
 
1st  
01  Partiendo (共作)
02  Beautiful Days (共作)
03  森林特急 (柏木広樹)
04  こんにちは さようなら(光田健一)
05  ニュー・シネマ・パラダイス メドレー (エンリオ・モリコーネ)
06  My Treasure (光田健一)
2nd  
01  TODAY for TOMORROW (柏木広樹)

音楽講座 「輝け! ドレミファ騒動」

02  (仮)3・3・7 (共作)
03  輝く星の贈り物~歓び 「ななつ星 in 九州」 テーマ曲 (光田健一)
04  Smile for You (柏木広樹)
 
 
アンコール

01 ギャロップ (カバレフスキー)
02 デュオで即興演奏
 



ステージ(段差はないですが)では昨年と同じく、ピアノがやや上手側にあって、
光田さんの背後に柏木さんがいる配置。
光田さんのアドリブの時にようすを背後からうかがったり、
光田さんのすばらしいプレイにニヤリとしたり振り返って 「イェイ!」 したり、
柏木さんの挙動がかわいかったです。

まずは、「Partiendo」 からスタート。
すぐに二人の世界ができて、「二人旅さんが帰ってきたっ!」って感じになります。

つかみのトークは、各地でご当地ネタを織り込みつつされていると思いますが、
浜松では、お二人ともご縁が深いヤマハさん、と ウナギ。
“ここだけの話” も、“爆笑ネタ” もたくさんお持ちですね。

そして、「Beautiful Days」 「森林特急」 と、タイプの違う旧作が続きます。
「森林特急」 は疾走感のある、景色がビュンビュン後ろに流れていくようなイメージ。
二人だけで弾いてるのに。
光田さんの軽快なアドリブソロの間、ピチカートで弓をくわえる柏木さんも見られました。

「こんにちは さようなら」 は光田さん作のヴォーカル曲。
ちょっと人の気持ちがわかるようになってきた中学生くらいの、卒業式をイメージした曲だそうです。
柏木さんのコーラスも入りました。

「ニュー・シネマ・パラダイス」 はお二人とも大好きな曲だそうで、
映画を大好きな人のため、音楽を大好きな人のため、
モリコーネさんが愛情をたっぷりこめた映画音楽、と紹介されました。
愛を感じる美しい演奏でした。

そして一転して 「My Treasure」 の熱い演奏で、大歓声のなか1部が終了。
1部だけでも緩急メリハリと歌(と楽しいトーク)もある、濃いプログラムでした。


2部は 「TODAY for TOMORROW」 から。
この曲、お二人でどうやって弾くの?? と思ったのですが、
光田さんがお一人でオーケストラを表現されていて、ホントにすごいと思いました。

今年の音楽講座コーナーは、「輝け! ドレミファ騒動」。
講師は各地で地元の著名な先生をお招きしているようですが、
浜松ではもちろん、昨年と同じく、ヤマハ・ケンイチ先生でした。
同じ音型がいろいろな曲に使われているという “音楽の類似性” を学び、
発見とオドロキを楽しむ、という内容です。
ヤマハ先生の名調子の講義も楽しいですし、
例として演奏される曲が、普段のライブでは絶対に聞けない曲なので、
「むふふっ」 なおもしろさもあります。
クラシックから童謡、J-POP、アニソンも、
短いフレーズなのに、お二人が弾くと何てステキなんでしょう!

続いての 「3・3・7」(仮タイトル) は今年のツアーのために共作した新曲。
昨年の二人旅のライブで、「三三七拍子は四拍子」 というお話があり、
さらに、「我々がリアル三三七拍子の曲をつくってきます。」 とも言われてました。。。。
で、ちゃんと曲をつくって今年のツアーでご披露となったのですね。有言実行!
お客さんが三三七拍子で参加する部分もありました。
この場合、クラップというよりやっぱり 「お手を拝借」 って感じ?

そして、宴もたけなわこのライブのハイライト、「輝く星の贈り物~歓び」 ななつ星のテーマ曲。
CDはヴァイオリンとのデュオですが、チェロとのデュオもいいですねぇ・・・
車窓の美しい風景が移り変わっていくようすが見えるようです。
光田さんからうかがった、“ななつ星” に乗車されたときのお話も素敵でした。
光田さん、曲創りの打ち合わせが社内でなくて車内で本当によかったですね。

さいごは、「Alegria」 ではなく 「Smile for You」。
お客さんが参加するコーラスもたっぷり繰り返していっぱい歌って、
にぎやかに盛り上がって終了~


アンコールの1曲めは、クラシックの激しめの曲でテンポ速い!音数多い!
演奏後に、「ライブでさんざん弾き倒した後で、なんでここで運動会しなきゃなんないの(汗)」
というお二人、サービス精神がありすぎて、つい頑張っちゃうんでしょうか。

最後のトークで、お客さんへの感謝と、
「また来年来ます、よいお年を」 (爆) というご挨拶があって、
アンコール2曲めは “ありがとう” の気持ちをこめた恒例のデュオでのアドリブ演奏。
キーも決めずに、柏木さんがピチカートでリズムをつくると、
光田さんがポロロ~ンって入ってきて優しい曲がはじまって、
会話をするようなメロディの受け渡しをしながら展開して、
短い曲1曲分くらいの長さがありました。
いつもながら、すごいなぁぁぁ・・・瞬間共作。しかも背中合わせで。

すごい演奏と、楽しい企画と、漫才トーク、
今年もとても楽しい二人旅さんのライブでした。
 

らら家トップページへ