柏木広樹&光田健一 Duo Live Tour 2020 “二人旅”
  
 日にち・会場
2月8日(土) 岡山 城下公会堂、 2月9日(日) 広島 Live Juke   

演奏曲 (作曲者)
 
1st  
01  +3+4 Steps! (柏木広樹)
02  夕映えのグランディオーソ (共作)
03  白ねずみ (柏木広樹)
04  Spirit of the Forest (柏木広樹)
05  My Treasure (光田健一)
06  そして僕等は旅をする (光田健一)
2nd  
01  輝く星の贈り物 ~歓び 「ななつ星 in 九州」 テーマ曲 (光田健一)

音楽講座 「あなたの街のあんな音、こんな音」

02  OCEANUS ~オケアノス・海の守り神 (光田健一)
03  アフリカゆき ~ドリトル先生より~ (柏木広樹)
04  Alegria (共作)
 
 
アンコール

01 トリッチ・トラッチ・ポルカ (ヨハン・シュトラウスⅡ世)
02 デュオで即興演奏
 



この数年はずっとそうなのですが、ステージの中央のやや上手側にピアノがあって、
光田さんの背後に柏木さんがいる配置です。
二人旅のアルバム 「Partiendo」 のジャケット写真と同じですね。
アイコンタクトの時は、お二人とも斜め後ろを振り返る感じになりますが、
コンビ(?)歴も長いと、もはや気配で察知して息が合っちゃうんでしょうか。

まずは、柏木さんの新譜 『VOICE』 から「+3 +4 Steps!」 。
アルバムではバンドで演奏しているこの曲も、ほかのどんな曲も
二人だけでやってしまうのがすごいです。

最初のトークは、やっぱり 「ただいま~」 のご挨拶から。
そして近況報告として、 『VOICE』 のリリースのお話が、
柏木さんとプロデューサーの光田さんのお二人からありました。

1曲聞いて、最初のトークを聞いただけで、「二人旅さんが帰ってきた♪」って
うれしさでいっぱいになります。

次の 「夕映えのグランディオーソ」 は、島根県の
安来市総合文化ホール アルテピア のために二人旅さんが作った新曲。
“グランディオーソ” は “雄大な” とか “素晴らしい” という意味の音楽用語で、
アルテピアから見た美しい夕焼けの感動を曲にされたそうです。

「白ねずみ」 は、ねずみ年だからやってみようと思ったとか。
ピアノのアドリブソロでは、ねずみーらんどの有名なねずみさんがチラリと出てきたり、
猫ふんじゃったり、岡山では 「も~もたろさん、ももたろさん」 とか、
広島では 「カープ、カープ・・・」 と鯉が出てきたり、盛りだくさんです。

「Spirit of the Forest」 でゆったりしっとりしたあとは、ピアノのソロでつなげて、
何が始まるんだろう?・・・ と思ってるうちに、ズバーンと始まったのが 「My Treasure」。
この曲はよく1部の最後に演奏されてたので、「えっ? もう1部終わりなの?」 と焦りながらも、
熱く激しい演奏にぐっと引き込まれて、息を詰めて、まばたきも忘れて聞いてました。

お二人も、演奏後は息がゼイゼイ・・・・・・・ (大げさじゃなくて、マジみたいです)
トークをはさんで落ち着いてから、光田さんの歌で1部が終わりました。


2部は、「輝く星の贈り物 ~歓び」 からスタート。
光田さんから、ななつ星 in 九州に乗られて感動されたお話もありました。
列車がガタンゴトンと走っていくような感じや、いろんな風景が次々と見えてくる感じがして、
わくわくの旅気分になれる大好きな曲です。

そして二人旅の名物コーナー、音楽講座の今年のテーマは
「あなたの街のあんな音、こんな音」。
講師の先生は、岡山はシャインマスカット・ケンイチ先生、広島は、お好みケンイチ先生でした。
日常の生活の中で聞こえる音や、動物の鳴き声などを、
楽器で表現するという “擬音” 特集です。
ケンイチ先生の講義に、柏木さんが実演で音を出すのですが、
柏木さんが弾くと、あんな音やこんな音も音楽みたいに聞こえます。
“動物を音で表現”の話の流れで、柏木さんの「月からの使い」の一部と、
お二人で 「熊蜂の飛行」 の演奏がありました。

楽しいコーナーに続いては、「OCEANUS ~オケアノス・海の守り神」。
目は演奏するお二人に釘付けなんですが、
心では広ーーい海がいろいろ表情を変えていくのを見ているような、素敵な曲。
柏木さんは、この曲を演奏するときはいつも、好きな曲ベスト10に必ず入るとお話されます。

いよいよさいごの2曲は、お客さんも一緒に声を出して盛り上がる曲。

「アフリカゆき」 は、中盤で光田さんのスキャットが入って、
そのあと光田さんとお客さんとのコール&レスポンスがありました。

「Alegria」 は、もちろん最後のコーラスをみんなで歌いました。

あー、楽しかったっ


アンコールの1曲めは 「トリッチ・トラッチ・ポルカ」 を超早いテンポで。
弾き終わったあとは、やっぱり二人ともゼイゼイしてました。
二人しかメンバーのいないライブで2時間弾きまくった後に、
なんでまたこんなに、がんばっちゃうんでしょう。。。。。。おもしろいけど。

さいごのさいごは恒例の、お客さんへの感謝を込めて二人で即興演奏。
もちろん毎回違って再演不可能な、その日だけの思い出の曲。
打ち合わせもなく、二人で即興で弾いてるのに、
美しいメロディが生まれて、展開して、まとまっていく。すごすぎます。
“あ・り・が・と・う” と聞こえるフレーズが何度も出てきました。

こちらこそ、楽しいライブをありがとうございました

 

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