アンビシャス

 


夢を見なければ生きていけなかった私


私の心の闇にさす


一条の光


それが夢だった


しかし夢を見るのが辛くもなりつつあった


それは実現不可能な夢だったから


大きな夢


大きな野望


名声が欲しくて


栄光が欲しくて


知らない間に


神経を削っていた


アンビシャス!


アンビシャス?


アンビシャス・・・


とつぶやいた


大きな夢


大きな野望


重荷となった


己を知って


余分な荷物捨てた


ささやかな夢


ささやかな野望


もう何もいらない


裸の自分だけでも在ればそれでいい