アポロンが心の中を駆け巡る

 

あなたのたくましい肉体から発する光りを

“オーラ”と表現するなら

それは違う

その光りはまぶしすぎて

目を閉じたってまだ光っている

 

あなたの輝く瞳が

私を見つめる・・・と表現するなら

それも違う

あなたの瞳は私の全てをのぞく

 

あなたの発する声が

私の心にこだまする・・・

と表現するにもそれは優しすぎる

あなたの発する声は

機関銃のような言葉で私を殺す

 

 

あなたは私の五感の全てを制し

そのうえ私の第六感さえをも

ゆらめかせ

くすぐる

 

 

ああ・・・悪魔みたいねあなた

それなのに

天使みたいにチャーミングな顔で笑う

 

ああダメダメ

私は何もかも忘れて

あなたに魅了されている

 

あなたは夜の女神をも無意識に誘惑している

 

ゆえに私は今夜も眠れない