エルフ

 

私は妖精の存在を

信じている

今でも

 

馬鹿みたいと言われてもいい

私は妖精の存在を信じている

子供の頃から

ずっとずっと

 

それで

私の人生の秋に

突然

妖精は現れたのでした

 

それは

若く美しい青年の姿で

妖精は現れたのでした

 

でもね

それにしてもね

妖精なんてものは

気まぐれですから

私の思いどおりにはいきません

 

それでも私は

その妖精に恋をしてしまったのでした

 

でも妖精はあくまでも妖精ですので

人間の女の愛が

重苦しく感じて

もう姿を現してくれなくなってしまったのです

 

でも私は妖精を今でも

愛しているのです

 

いつかきっと

妖精が姿を現すことを

私は祈るのです

 

私は生身の男よりも

むしろ

妖精の男の方が

好きなのかもしれません・・・

 

いつかきっと

妖精が私の目の前に現れて

草花でできた

ブーケを私にプレゼントしてくれる

 

そう

私はこの世?で

妖精のことを一番愛しているのでした


gu