心の穴

 

 

スキップするくらい楽しかったあの頃

私は心の穴があることを知らなかった

もう下り坂も上り坂もない

私に与えられたのは

平たんな道

もうこれ以上の幸せはなくて

私は死ぬまで

永遠に幸せで

悩むことなんてもうない!

って

思ってた

 

しかし私は気付かなかった

心の穴が存在することを

 

それは落とし穴みたく

浅い穴じゃなくて

深刻に深い穴だ

 

私は心の穴に落ちた

そこは

太陽の光さえも遮断されて

あるのは暗闇だけ

私は絶望のどん底に落とされた

 

今でも私は心の穴の中にいて

毎日が辛い

 

しかし心の穴の中にいることは

辛いことだけじゃないことに気づいた

 

心の穴は天国につながっている

 

私は一生懸命もう一度光が見たいと

心の穴の壁を

手で少しずつ掘って

階段を作っている

 

幸せとは何?

幸せとは楽しいことしかないことじゃない

悲しいことがあったって

腹が立つことがあったって

それは不幸とは違う

 

時には

どん底に落ちてから

這いずり上がって

光を求める楽しさだってある

 

だから一生のうち一度くらいは

心の穴に落ちて

 

自分が大きく成長できれば

ゆうことはない

 

そして人の人生において心の穴に

落ちる人はなかなか少ない

 

心の穴に落ちた者だけが

本当の・・・

究極の愛の形を学ぶ

 

 

どん底に落ちても

希望を持って

生きることに真剣に取り組んでいれば

あなたはきっと

いつか

燦然と輝ける日が来るだろう