心の飢餓

 

 

イライラしてても

美味しいものを食べればひとまずはいい気分

脳にたまった嫌な血が

胃へ行くから

楽になる

 

私たち日本人は食べることには飢えやしない

ホームレスだって最近じゃあ集まって

鍋をして楽しんでる

 

マザー・テレサが生前言った言葉

「食べることに餓えるのはまだいいのです

本当に深刻なのは心の飢餓です。」

 

さすが聖人の言うことは違う

 

私は食べ物に餓えてはいない

しかし心が餓えているから

美味しい食べ物を食べても美味しく感じないのだ

 

とそれは

本当に悲しいこと辛いこと

でも反面

我儘なこと

 

心の餓え・・・

私は女性です

できれば美しくありたい

雑誌のページをめくれば

さまざまなブランドの

高い化粧品を紹介しています

 

一生懸命働いて

高い化粧品を買う

女は奇麗でいたいから

 

しかし私は化粧品を使えない

昔はそんなことはなかったです

心の飢餓感からくるストレスで

私の肌は化粧品のすべてを

受け付けられなくなりました

ファンデーションを塗れば

かぶれる

じゃあポイントメークはどう?

って

素肌の上に眉墨を入れれば

もうかゆくてかゆくてたまりません

ああ・・・私は化粧さえできません

私はお化粧をするのが大好きなのに・・・

それは美味しい食べ物が食べられないのと

飢餓感としては同じです

 

インドでは

路上で生まれ路上で死ぬ

そういう方が大勢いるとか

 

でもあなたの心は餓えてはいないのですか?

とそういった方に聞いてみたい

 

私のような贅沢な者

心の飢餓におちいっている者

 

でもそれが今の自分

 

心の飢餓を与えられることによって

食べる物のない人たちの気持ちも解れるかしら

私が今心の飢餓に苦しんでいるのは

神の思し召しだと私は思いたい

それなら心の飢餓を謹んでお受けしましょう

私が今おちいっている

心の飢餓は神様からの恵みと信じて

 

しかし路上で生まれ路上で死ぬ

そういった人と

私はどんな違いがあるのでしょう

 

だから私は今

自分のことも

自分以外の何かに餓える人のことも祈ろうと思います

きっとそれが自分中心でなく

神父様がおっしゃる神様中心の生活だと思うのです




2009年1月4日(日)