無駄な後悔というものさ

 

 

昔から私は酷いことばっかり言ってきた


なんとも愚かな愚かな愚かな自分だった


と思い私は自分を責める


「人に親切にすると、それが自分に帰ってくるのよ」


そのような言葉は宗教に入っている人がよく言う言葉だ


だから私は反対に


「人に酷いこと言ったら、それが自分に帰ってくるのだ」


と思いつつあった


しかしどうだろうと私は立ち止まって考えた


「喧嘩両成敗」


人がお互いに争うってことは、どちらにも非がある


喧嘩って言うのは喧嘩する両者が


それぞれにお互いさまなのだ


だから


「あの時ああ言った私はなんと悪い事を言ってしまったんだろう。


自分が悪かった


自分が悪かった


自分が悪かった」


と思うのは考えすぎだ


そんなことばかり考えていたらそれは地獄の苦しみだ


自分で酷いこと言ってしまった!って後悔するけど


自分に酷い事を言わせた奴も言わせた奴なんだよ


・・・よく考えればそうなんだ。


酷い事を言われたから酷い事を言い返したんだろ


優しい言葉を言われて酷い事を言い返す人はあるまい


例えば「ブス」と誰かが一言言ったとして


その「ブス」という一言の言葉に


100倍位の言葉でこてんぱんに「ブス」と言った人を蔑んだとして


『ああ悪いこと言った、たくさんたくさん人を傷つける事を言ってしまった・・・』


と悩んだりすることあるかもしれないけど


相手が一言の言葉でも酷い事を言ったことには変わりはなかろう


嫌なことはさっさと忘れて


考え込まない


無駄な後悔をして嘆くより


楽しいことを考えよう