なんとなくという地獄

 

 

あなたと巡り逢うことなければ

惰性で生きて

惰性で死ぬところでした

 

それは

悲しみもないかわりに

喜びもない

無味乾燥した世界

きっとそれを地獄と呼ぶのです

 

私を地獄から拾ってくれた

あなたへ・・・

ありがとう

私は

天国へ行ける切符をもらえたようでした

 

そう思ったら

私はあまりにも嬉しくて

・・・嬉しくて・・・

高慢になってしまいました

 

それであなたに捨てられました

 

あなたに捨てられた・・・

毎日が地獄にいるみたいですが

あなたに巡り逢う前

自分が本当の地獄にいたころよりかは

生きがい感は

とても大きくなりました

 

でも・・・

今こそが人生最大の地獄だと思ってしまう

気持ちを否めず

苦悩する気持ちを希望に

うまくすりかえ

 

なんとか生きています

 

あなたに巡り逢う前は

なんとか生きているどころでなく

 

 

“なんとなく”

生きていただけでした

 

 

それが今では

なんとか生きる

いや


なんとしても生き抜く!

いや

充実して生きたい!

と自分を励まし生きています

私は努力しているのです

 

でも自分はまだまだと思います

 

そう・・・私は

天国へ行ける切符を

持っているだけなのです

 

・・・無くしたらどうしよう・・・

 

得たものを無くすことの辛さに

びくびくして

不安な気持ちでいます

 

あなたがくださった天国へ行く切符を

無くすことなく

そして決して捨てることなく

 

・・・ひとまずは一歩前に進むことを・・・

そして

なんとなくという地獄にはもう足を踏み入れないと

・・・決心して・・・