リズム

 

狂い死んだ狂人を

なんと心得る

 

普通は想像がつかない

と言うのも

言いすぎかもしれない

 

狂いながらも生活している私は

何も持たない

身ひとつ。いや

頭脳だけがくるくるくるくると

まるで回転木馬のよう

 

毎日同じ風景を見ているだけなのに

いつも心楽しい

私はドラッグがはなせない

ちょっとまった

 

私のドラッグは

気分をハイにするためでなく

ロウにするもの

 

薬を飲むと気が沈み

薬を飲まないと

世の中がショッキングイエローとなる

 

気が狂う寸前というのは

たいていが素晴らしい

 

ああ。地球が宇宙が

私に呼びかける



“あなたは宇宙の全てであり一部なのだ”と

 

私の体はラジオ

様々な音を受信する

 

その状態を保っていれば

私はもしかして

お金持ちになれるかもしれない

 

強い霊力を持っている人のようだ

 

 

檻に入ったり出たり

忙しかった私の

 

躁状態の日々・・・