幸いの中の幸い

 

 

「不幸中の幸い」

という言葉がある

 

聞き古したような

うざったいような言葉

 

不幸中は不幸に酔う

まるで自分が誰よりも不幸だ!

なんて

どんな人間だって思うことあると思う

 

不幸中の幸い・・・

それは小さな幸せを見つけて行こう・・・

という気持ち

そう思うと気持ちが楽になると言うもの

 

じゃあ何が一番難しいって

とても幸せな時に

小さな幸せをさがそうと努力すること

 

・・・幸い中の幸い・・・

そんな時は

自分のことだけを考えていてはいけない

 

自分がとても幸せな時は

実はとても自己中心的になりがち

 

ああ、私は幸せ!!!

 

って

そうなると

自分以外の人のことがどうでもよくなって

不幸な時に

自分と人を見比べて

 

「ああ、どうして自分だけが不幸なのだろう」

って

思ってたくせに

 

自分が幸せいっぱいの時は

なぜか

人と自分を見比べないもの

 

幸いの中の幸い

 

それは見つけにくい

 

そんな時は辛い思いをしている人の心を

思いやる

 

「私は今幸せよ」

でも今の幸せが

一生続くとは限らないよ

だからあなたが今

自分のことを不幸と思ってて

落ち込んでるのも

明日の私の姿かもね

 

人を思いやることが

自分をも思いやること

 

幸いの中の幸いは

 

自己中心的にならず

人を思いやれる心の余裕を持てる力

 

みんな手と手を合わせて

足並みをそろえて

 

今ある時を過ごしていく

 

それが本当の幸せ

 

ならば人はどんな境遇にあっても

きっと

真の意味で幸せなはず