漆黒の闇を舞う黒鳥
漆黒の闇の中
私の瞳には何も映らない
悲しみに沈んで
もともと黒い定めを受けた私
黒を受け入れ
満足しているつもりだ・・・
光に溶け込みたい!!!
と思ったところで
私はあくまでも黒鳥
白鳥の姿をして黒く
同じ黒い鳥だと思っても
カラスのように
プライドを捨てられず
孔雀のように
着飾った鳥を
どこか馬鹿にして
劣等感と優越感のはざまで
それでも私は愛を求めて
群れをなす白鳥の中に入りたいと思いつつ
私はどこか
孤独を求めている
私は黒鳥
何もうったえなくとも
自己主張しているように見られて
本当はただ
弱く脆い私は
漆黒の闇に身を隠して
ただただおびえながら
それでもやはり舞うことが辞められず・・・