わが苦難の鬱の日々
朝7時に目が覚めると、なんともいえぬいや〜な気分になり、また眠ってしまう。そうなると最後、もう起き上がれない。やっと起きてせいぜい午後2時、だいたいが午後4時。最悪の場合は午後6時まで眠ってしまう。一日に起きている時間が極端に少ない。しかしこの朝早く起きられない理由は夢にある。実際起きてしまうとその内容は全く忘れてしまうのだけれども、なんだか私は夢の中ではバラ色の人生を送っているのだ。もう少しもう少し・・・と夢の中に引きずり込まれてしまう。どのくらい夢を見続けているのだろう。
普通の人には解らないだろう。だって普通の人は私が眠っている間、バラ色とは行かないまでも、楽しいひと時を送っているのだもの。
それにしてもこの鬱状態のときの生活は人道に即していないような気がしてなんとも言えぬみじめに感じる。
鬱がひどいときは、何の発想もない。親とか親友とか普段気の知れた身近な人とでも会話の糸口がつかめない。普段なにげなくしている会話が全くできない。発想と言うものがなくなるのだ。とても辛い。でも親に対してはすらすら言える会話はある。それは「愚痴」だ。愚痴を言っている本人はストレス解消になるかもしれないが、聞くほうとしたら反対にストレスがたまるいっぽうだ。
何の興味もなくただ寝るだけの日々。テレビさえ見ない、ましてや鏡なんて見ることさえない。風呂にも入れない。ということで自分の顔がニキビだらけだってことすら気付かない。鬱のときに顔中にできたニキビが跡になっている。私の肌はいわゆるクレーターだ。でもそのクレーターのようなニキビの跡は、辛い鬱の生活を乗り切った今の私にとっては勲章なのである。