小さな夢を持っていた


ちっぽけなちっぽけな夢


夢は膨らんだ


私の夢は次第に大きくなり


とうとう巨大な夢となった


巨大な夢はもう夢とは言えなくなった


それは「欲」と言う言葉にすり変わった


大きな欲・・・


欲も巨大化した


巨大化した欲・・・そこには汚い心が加入した


そして私は地獄を見た


どん底に落ちた


そこでは「希望」と言う言葉は虚しく響くだけ


すべての欲を捨てろとは言わない


だけど自分だけで使い切れないほどの欲望を持つな


私は反省した


そしてまた夢を持とうと決意した


ちっぽけな夢を心にひっそりとしまいこんでおこう


でも私は地獄を見たから


夢見るより少しの欲も知っている