夢と同情と愛と

 

 

あの人の見る夢・・・

激しく

あの人の歩む道・・・

悲しく

 

あの人を愛すること・・・

それは

 

 

本当は同情かと・・・

自分に問いた

 

 

それでも

あの人は誰もが経験できないほどの

厳しく辛い人生を歩み

そして

誰にも真似できないほどの

努力をしている

 

 

そんなあの人が哀れか?

と問われるなら

 

やはり哀れだ・・・

 

 

それでも

あの人が哀れと闘う姿は

華麗で

 

 

やはり感動しつつ

私はあの人を思う

 

 

そんな私も哀れで

 

それなのに

あの人の華麗な生き方を見て

自分まで華麗に生きられる

 

 

それがきっと

真実の愛

 

 

「あなたは哀れな人だね」

と言われれば

 

「あなたは私を愛してくれているのですね」

と言える

心の余裕が欲しい

 

人よ

私を哀れんで同情してくれてもいいのですよ

私の半端じゃない哀れさを

あなたが同情してくだされば

私の愛の炎はまた激しく燃えて

 

 

生きることが

夢になる