4人将棋対局例2

棋譜

  1 ↑6七歩(68)     2 →7六歩(86)     3 ↓6三歩(62)     4 ←3四歩(24)   
  5 ↑9八飛(58)     6 →7四歩(84)     7 ↓9二飛(52)     8 ←2二銀(13)
  9 ↑7八金(69)    10 →8三銀(93)
 BDチームはCに狙いをつけたようです。Dが銀をあてたタイミングに合わせてBが飛車に当てました。

棋譜の続き

                                       11 ↓9一飛(92)    12 ←3一銀(22)
 13 ↑8八銀(79)    14 →同 銀(97)    15 ↓3一金(41)    16 ←2一銀打
 17 ↑8八金(78)
 AもCへのフォローとばかりにBに銀をあて、それぞれの辺り駒を取り合って一段落です。
ここで、Bはどうするか?
Cの3一金が当たっているのでCを飛ばす6二銀のような過激な手も浮かびますが、さてどれが最善手か?

棋譜の続き

            18 →同 飛(85)    19 ↓4一金(31)    20 ←2三飛(25)
21 ↑8八飛(98)
 Bはもっと過激に飛車金交換を図りました。流れはBの思惑通りAの8八飛で飛車金交換が成立しました。
さて、ここでBはどういう策を考えているのか?

棋譜の続き

                    22 →7九銀打
ここでBの7九銀!
Bの狙いはこの7九銀だった訳です。これは、表向きは飛車取りですが、実はもう一度Bまで手番ば回れば6九金でAの玉が詰むという真の狙いがあります。またDに番が回れば、←5三飛、↓5二金、←5七飛とAを飛ばす手も有ります。
なるほど、なかなか考えた作戦です。
ACチームはAのピンチをどう乗り切るのか?

棋譜続き

      23 ↓8四銀打
まで、ACチームの勝ち
しかしなんてことはない、Cの8四銀の1手でBの玉は詰んでいました。
せっかく、BはAを攻める手段を色々考えていたのに、自分の玉の守りをちょっとおろそかにしていたばっかりに、あっと言う間に詰まされてしまいました。もう少し自玉の守りに気をやるべきでしたね。
このように、敵の玉を1筋と2筋で互い違いに挟みあった形で2筋に金気を打って玉を詰めるという形は4人将棋の一つの詰め形でしょう。

棋譜再掲
  1 ↑6七歩(68)     2 →7六歩(86)     3 ↓6三歩(62)     4 ←3四歩(24)
  5 ↑9八飛(58)     6 →7四歩(84)     7 ↓9二飛(52)     8 ←2二銀(13)
  9 ↑7八金(69)    10 →8三銀(93)    11 ↓9一飛(92)    12 ←3一銀(22)
 13 ↑8八銀(79)    14 →同 銀(97)    15 ↓3一金(41)    16 ←2一銀打
 17 ↑8八金(78)    18 →同 飛(85)    19 ↓4一金(31)    20 ←2三飛(25)
 21 ↑8八飛(98)    22 →7九銀打      23 ↓8四銀打
まで、ACチームの勝ち

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