4人将棋の手筋

駒が当たっている時は自分も駒を取りに行く

(H10.3.15作成)

●4人将棋ダブルスの妙味は相棒との連携プレイにあります。
連係プレイの基本は、相棒の駒が当たっている時にその状況を利用することが基本です。特に敵が駒の交換を挑んできた場合に連携して駒をぶつけると駒得することがよくあります。


この局面はBが8二の地点で銀交換を挑んできたところで、序盤戦でよくありそうな場面です。この瞬間はBは銀を損していますが、すぐに飛車で銀を取り返せるのでどってことないように見えますが...
 ここでAは、Bを攻めるかDを攻めるか?


 ここでは当然8八銀とBを攻めます。
 これが、駒が当たっている時は自分も駒を取りに行く手筋です。
 9七の銀は金の紐がついているのでBが損するようには見えませんが、ACの連携で手になるのです。


 Bは最初の予定通り8二の銀を飛車で取るしかないですが、ここでCが7一銀打と飛車取りにいくのが好手です。
 Dも駒を当てに行きますが、A9七銀となると、ACからはBに飛車銀の両取りがかけており飛車か銀の丸得になります。


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