4人将棋の手筋

反対側の歩をつかないでの銀交換は危険

(H10.2.15修正)

A:2八銀
この局面でAは6八歩をつかないまま、2筋で銀交換を行おうとしていますが、これは非常に危険です。

D:3九銀打
というのも、銀交換して金が斜め前にあがると玉の守りが極端に薄くなるからです。そのため、この後にDから3九銀と金取りの準詰めろをかけられてしまいます。
現時点では単なる金とりですが、この局面でBやDに金があれば4九金の1手詰みになり、Aは非常に危ない立場になります。そのため、Cから攻める(駒を渡す)ことが難しくなったり、2八の金をただ取られする羽目におちいりやすいです。

B:3八銀打
またBに銀があれば3八銀と打つことでD4九銀を狙われ、CがDをとばせない限り、非常に不利になります。
手順は、C:・・、D:4九銀、A:4八玉、B:2八銀成、C:・・、D:3八銀、A:3七玉、B:(金でCに王手)、C:同玉、D:2七金まで
この手順中、AはDからの王手の対応しかできず、守りも固められないのが痛い。


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