相手が浮き飛車をした場合は、この局面のBDのように飛車を当てるのがよいようです。
Aの玉頭の歩がついてあるため、Bからその空きスペースに飛車で王手をすることができます。
Aにとってはこの王手の対処が難しく左右の金のうち上がった方の守りが極端に弱くなります。この図のように5八金左とすれば、7七飛車と薄くなった方の銀にあてられると銀を受けるのが結構難しいのです。
この図の場合、次はCの番ですが緩い手を指したりしていると、Dに9九飛車と打たれ、7九の銀を守ることが更に難しくなります。
参考として浮き飛車対策がうまくいった例を示します。
浮き飛車をしたACチームも頑張れるのですが、やはりBがAを連続で攻めることができるというのが大きくBDチームの勝ちとなりました。
1 ↑5六歩(57) 2 →7六歩(86) 3 ↓6三歩(62) 4 ←3六歩(26) 5 ↑5七飛(58) 6 →8七飛(85) 7 ↓8二銀(71) 8 ←2七飛(25) 9 ↑同 飛(57) 10 →8二銀(93) 11 ↓同 飛(52) 12 ←2七金(16) 13 ↑9一飛打 14 →5七飛(87) 15 ↑5八金(69) 16 →7七飛(57) 17 ↓8三銀打 18 ←9三飛打 19 ↑6七金(58) 20 →7九飛(77) 21 ↑5八玉(59) 22 →6九銀打 23 ↑4七玉(58) 24 →8六玉(95) 25 ↓9四銀(83) 26 ←9一飛成(93) 27 ↑3八銀(39) 28 →6二銀打 29 ↓同 飛(82) 30 ←6一龍(91) 31 ↓同 玉(51) 32 ←4六金打 までBDチームの勝ち