由乃(以下由)「由乃で〜す。」
志摩子(以下志)「志摩子で〜す。」
祐巳(以下祐)「三波春夫でございます。」
由&志「なんでやねん!」(バシッ!)
祐「・・・・。」
志「・・・・・。」
由「な、なによぉ〜。」
祐「・・・由乃さん、やっぱりやめておいたほうが良かったんじゃない?」
志「読んでいる読者さんの中には元ネタが解らない人もいるんじゃないかしら。」
由「何を言っているの。アニメの予告でか○まし娘をやったんだから、レッツゴー○匹をやっても大丈夫よ。」
祐「でも、ねぇ・・・。」
由「最初に何かつかみをやったほうがいいと言ったのは祐巳さんじゃない。」
祐「確かにそう言ったけど、それはずっと連載を休んでいたからいきなり本題に入るのは・・・その・・・。」(ごにょごにょ。)
志「でも、流石にこの始まり方は無かったわね。」
由「確かにちょっと古いなぁとは思ったけど・・・。じゃあギ○ー侍とかア○ガールズの方がよかったの?」
祐「いや、それも流石にちょっと・・・。」(志摩子さんのジャンカジャンカは見てみたい気もするけど。)
志(ヒ○シはだめなのかしら?)
天の声(あのぉ〜、そろそろ本題に入って欲しいのですが・・・。)
祐「あっ、そうだった。えっと、ずっと休んでいた連載、初めての合宿の再開を前に今までのあらすじを話したいと思います。」
由「なにせ無駄に長い話なのに、半年も前回の話から飛んでしまっていては読んでくれていた人たちも内容を覚えていないでしょうからね。」
志「そう言う事情ですので今日はここ、小笠原邸リビング特設会場から私達3人がお送りします。」(ペコリ)
由「事の始まりは聖さまだったわね。」
志「そう、お姉さまが祐巳さんを誘おうと薔薇の館にいらっしゃったのよね。」
由「で、そこに祥子さまが登場。祐巳さんを奪い取ったと。」
祐「奪い取ったは無いでしょ、奪い取ったは。」
まぁ、確かにそんな感じが無いではないけどね。
志「いきなり「祐巳は今度の連休、私の家に泊まりに来ることになってますの。」なんて言いだされて祐巳さん、びっくりしていたものね。」
由「「えぇっ〜〜!」なんて奇声を上げてね。」
祐「奇声って・・・。でも、流石にあれは驚いたわよ。だって本当に何も聴かされていなかったのだから。」
由「祐巳さん、本当にびっくりしていたものね。で、その話に聖さまが乗っかって、」
祐「それに由乃さんが追随したと。」
由「だって、祥子さまのお宅なんてこんな機会でもない限り行く事が出来そうに無いから仕方が無いじゃない。」
志「おまけに乃梨子まで見てみたいだなんて言いだして。祐巳さん、私のお姉さまと妹が迷惑を掛けてしまったわね。」
祐「そんな、志摩子さん。おかげでみんなでお泊り会が出来たんだし、結果オーライだよ。」
確かにお姉さまとは二人っきりになりたい気もしたけど、それはまたの機会もあるだろうしね。
由「結局山百合会役員全員と聖さまたち前薔薇さま方、そして蔦子さんまで含めた大所帯の合宿になってしまったけど、」
志「その移動手段も凄かったわね。」
祐「お姉さまに案内された場所に大型バスが置いてあった時はびっくりしたけど、中に入ってもっとびっくり。」
由「特別仕様だったものね。」
たぶんあんなバス、世の中に二つと無いだろうなぁ。
志「今だから言うけど、あのバスがあまりに豪華すぎてちょっと落ち着かなかったわ。」
祐「志摩子さんもそうだったんだ。」
よかった私だけじゃなかった。でも由乃さんは私達と違って楽しんでいたみたいだけど。
由「そう言えば、祥子さまの家に着いたらキンナンの国の王子さまがいてびっくりしたわ。」
祐「柏木さんね。私もびっくりしたけど、食事をしたらすぐ帰ってしまったのよね。何しに来たんだろう?」
志「あの方も言っていた通り、祐巳さんの弟さんも来ると思っていたのではないのかしら?でも来ていないとなると、女性の中に一人だけいるのは流石に居づらいと思うわよ。」
祐「確かにそうだね。」
でもあの後、なぜか胸騒ぎがしたんだよね。あれはなんだったんだろう?
由「そう言えば、話は前後するけど・・・。」
(祐巳ぃ〜、どこにいるの?)
祐「あれ?お姉さまの声だ。」
志「祐巳さん、行って差し上げたら?」
由「ここは私達で進めておくから大丈夫よ。」
祐「ありがとう。じゃあちょっと行ってくるね。すぐ戻ってくるから。」
由&志「行ってらっしゃい。」
ガチャ(お姉さま、何か誤用ですか?)
由「行ったわね。ねぇ、志摩子さん。祥子さまの家の探検をしていた時の事、覚えてる?」
志「それって、やっぱりあの部屋の事?」
由「そう。あれにはびっくりしたわよね。普通隠し部屋があるなんて思わないし、何より中にあったのがあれじゃね。」
志「そうよね。祐巳さん、夜祥子さまと相部屋だったけど、大丈夫だったかしら?」
由「う〜ん、朝は何も言ってなかったから大丈夫だとは思うけど、寝ている間に何かされてたりして。」
志「・・・・。」
由「・・・・・。」
・・・・・・・・・・・・・・(長い沈黙)
由「ま、まぁ考えない事にしましょう。」
志「そ、そうよね。」
(由)世の中には知らない方がいい事もあるだろうしね。
由「そう言えば、祥子さまのお家の夕食、凄かったわよね。」
志「私は普段和食が多いから、フォークとナイフの扱いに四苦八苦。やはり、ああ言う物は日ごろから使い慣れていないとダメね。」
由「確かにそうね。私の場合は令ちゃんがフォローしてくれるからいいけど、志摩子さんの場合は乃梨子ちゃんをフォローしなければいけない立場だものね。」
(由)私も妹が出来たらそう言う立場になるのか。大変そうだな。
ガチャ
祐「ごめんなさい、遅くなって。」
志「お帰りなさい祐巳さん。祥子さまの御用事はもういいの?」
祐「うん大丈夫みたい。」
由「それじゃあ、話を戻すわよ。食事が終ってからはフリータイムで、その後それぞれ部屋に別れて休んだのよね。」
祐「そうなんだけど、その時祥子さまのお部屋に行ってびっくりしたのよ。」
志「そんなに豪勢なお部屋だったの?」
祐「ああ、豪勢は豪勢だけど、前回お泊りに来た時に入れてもらっているからそれでは別に。それよりベットが、」
由「ダブルベットだった?(笑)」
祐「・・・うん。」
!?
由「(ま、まさか。)」
志「(大丈夫だったかしら?)」
祐「だからと言って何かあったと言うわけじゃないけどね。」
由「そ、そうよね。」
志「さっ、祥子さまだからと言って、抱きしめたりキスしたりとかはしないわよね。」
祐「・・・・。」
!!?
祐「あっ、違う違う、キスとかされてないから。」
由「そ、そう。」
志「(抱きしめられはしたのね。)」
・・・・・・・・(長い沈黙)
志「そ、そう言えば朝起きたら瞳子ちゃんがいたのよね。」
祐「そうなのよ。」
由「まさか、朝になったら瞳子ちゃんに抱きしめられてたとか?(笑)」
祐「・・・・。」
!!??
祐「いっいや、抱きしめられてないよ。」
志「何かあったのね。」
由「抱きしめてた・・・とか?」
祐「・・・うん。」
志「そう・・・。」
(由)多分あのドリルが仕組んだんでしょうね。(志)祐巳さんも大変ねぇ。
祐「私の事はもういいよ。ところで、朝と言えば令さまがかなり大変な目にあっていたわね。」
由「大変な目にあったのは私よ。」
志「何かあったの?」
由「令ちゃんたら、朝5時から部屋で素振りなんかしてるのよ。」
祐「でも、由乃さんも5時から7時まで令さまを座らせて怒っていたのよね・・・。起こしに行った時、令さまが壁に向かって体育座りしていたからびっくりしたわよ。」
志「2時間も!?」
由「正確には2時間半かな。」
自慢げに言うことじゃないって。
祐「それに対して志摩子さんは朝の礼拝をしていたのよね。」
志「いつも日曜日の朝は教会に行ってミサに出るのだけれど、そうも行かなかったから。」
由「志摩子さんは熱心だからね。」
志「そう言えば、祐巳さんは瞳子ちゃんと一緒だったけど祥子さまはどうなさったの?」
ああ、あの時は瞳子ちゃんに強引に連れ出されてお姉さまを部屋に置いてきたんだっけ?
祐「色々あってね。あっ、あの時と言えば、乃梨子ちゃんが悪夢にうなされて大変だったよね。」
由「何々?何の話?」
志「それが、祥子さまと瞳子ちゃんに襲われると言う夢らしいのよ。」
祐「乃梨子ちゃんたらお姉さまが鞭を持って襲ってくるなんて言って。そんなことある訳無いのにね。。」
由(志摩子さん、なによ、そのまさに目に浮かぶような光景は?)志(祐巳さんには悪いけど、私もあの話を乃梨子から聞いた時はそう思ったわ。)
祐「それを聞いた瞳子ちゃんがおびえてしまって。お姉さまがそんなことする訳が無いのにね。」
由「へぇ、あのドリルがねぇ。(解らないでもないけどね。)」
祐「その瞳子ちゃんも、お姉さまと会って怒っていないと確認してやっと落ち着いたのよ。」
志「部屋で見た瞳子ちゃんは可愛そうになるくらい怯えていたけど。そう、良かったわね。」
祐「うん。」
そう言えばあの時、蓉子さまたちがくすくす笑っていたけど、あれは何があったんだろう?結局聞けなかったけど。
あとがき(H17/6月19日更新)
ちょっと長くなったので前後編に別けました。と言っても後編も同時アップだけど。長いと一度に読むのが大変ですから、後編は時間があいた時にでも読んでもらえると嬉しいです。
丁度この辺りで真ん中かな?それでもいつものSSより長いんだよなぁ、これ。
追記
最初の所だけ、ちょっといじりました。アニメの予告ではちゃんと3薔薇娘と変えてあったのだから、ここでも変えたほうが良いのでは?などと思ったので。