(No106)

   大島桜    (竹器 三重切)

此の活け方は、主位全体で一瓶に活けて
有ります。
   
上段は客位に活けて有りますが、全体の
部分では逆体になります、下段は用の部
分と古木が上段の体の姿に繋がっています
(花器移し)。
   
此の時に注意する事は、古木が器に接触
しない事、次に古木の先端が、上段の挿し
口の水平線と平行に切り込みます、そして
隙間は5mm~10mm位にすると美しく見
えます。
   
下段の留めは、二つ柱の中に枯れ留めに
なり短かく活けて有ります、此の姿の調和
を取る為に中段は客位横姿、用の前添え
流しが全体の留め流しの位置へ撓してあ
ります。
  
桜は一種活けの花材で、添え花は使用しま
せん。

此の作品は、平成24年3月熱田区花道連
盟春季花道展(会場は名古屋市熱田区役
所7階講堂)にて出瓶した花です。



   

   

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