(No105)

   柏槙 夏櫨 小菊 孔雀草 
   燕子花
   (竹器 二重切 三重切 寄せ筒)

此の活け方は、里山の景色を活けて見
ました。
   
二重切の上段には、客位で柏槙を活け、
深山を現し、二つ柱の中に主位で燕子花
を活け、湧水池の水辺を表現しました。
   
三重切の器には、上段には主位横姿と
中段客位に夏櫨を活け、下段には主位
で孔雀草を活けました。
   
此の姿全体で(山 里 水)の基本になり
ます。

古典のいけばなでは、花材の取り合わせ
、色彩、自然の描写等を考慮して、全体の
の構成を考えて活けます。

此の作品は、平成21年5月13日 中日い
けばな芸術展(名古屋松坂屋本店7階催
事場)にて三人席で(川口紅清軒  岡嶋
正弘庵  近藤千鶴庵)出瓶した花です。

   

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