(No115)

  石化柳 小菊  撓花  
         (古銅 錨足盃型)

此の活け方は、主位の姿で、体と、体の
奥添え、体の内添えの曲線を、胴の位
置より奥へ送り込み、一段下がった位置
より、体の部分全体を垂直に立ち上げる
事により、力強い姿に成ります。

用の曲線も、体と同じく一段下げた位置よ
り、体の先端に向けて大きく湾曲した様に
撓します。

留め先も、一段下げる様に撓した後に、先
端を約45°の角度で前へ引き出します。

留めと留めの控えとの中間に、石化枝を添
える事に依り、力強く 調和を取る事が出来
ました。
  
撓花の全体の姿を、バランス良く活けるには
、体を7、用を5、留めを3、の力の配分をす
ると美しく見えます。
 
此の作品は、平成24年10月27日千秋流
恵那支部いけばな展(会場は岐阜県中津川
市福岡公民館)にて出瓶した花です。
  
   

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