(No187)

 大王松 千両 葉牡丹 梅古木
                (鉄器   筒)

 此の作品は、自由花の部
 
 新年を迎える姿に活けました、この器は三重の器
 です、上段に大王松と梅の古木、千両を入れ、下
 段に、大王松と千両、葉牡丹、中段には葉牡丹を
 入れ、全体が一体に成る様に活けました。

 花材の取り合わせは、古典的な組み合わせですが
 大王松の長い葉の曲線を活かして、動感を表現し
 ました。

 大王松は、北アメリカ東海岸地方に自生する高さ
 30メートル位になる常緑性高木です、松は最高の
 格式を備えた百木の長として、主に正月花や祝儀
 の花に用いられる花材です。
 
 葉牡丹は、ヨーロッパの原産でわが国には江戸時
 代の中期に渡来したと言われています、国内には
 大きく分けて2種類の園芸種が有ります。
 東京葉牡丹の系列は、葉の先端がキャベツの葉
 状になった種類と、葉の先端が波状に細かくなった
 名古屋葉牡丹の系列に分かれています。

 此の作品は、平成22年12月28日に習作しました。
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