(No201)

  燕子花 11株活け  (古銅 浪足盃型)

 この活け方は、燕子花が夏の盛りを過ぎ、中
 秋から晩秋へと変化して行く中間の季節を表
 現した姿です。
 
 この時期、燕子花の群生地では、花より実の
 姿に変化して実の軸が多くなります、長い葉
 は立枯れています、中間の高さには虫に食
 われた葉が多く、用の葉組の様になっていま
 す。
 この時期より晩秋に向けて、花の軸が短くて
 も花が咲きます。
 燕子花を美しく活けるには、葉組の全体の姿
 が葉の1枚毎に、柳の筋通しと同じ様に活け
 、線が美しく見える様に心がけています。

 この作品は、平成28年10月2日熱田区花
 道連盟秋季いけばな展(熱田区役所7階講
 堂)にて活けた花です。
 
 
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