(No29)

  石化柳 鶏頭の花  
        撓花=ためしばな
        胴流し          
            (古銅 盃型)

 此の活け方は、胴流しの姿で此の曲線
 は、いけばなの中芯より出て、その先端
 が斜め前へ進みながら此の姿の様に、
 留め流しの位置へ向かいます。
 留めは短く活け、控えには色鮮やかな
 鶏頭の花を活けました。
  
 古典の花型には、色々な流し枝があり
 その長さを決める基準は、器の上面よ
 り、体の長さの寸法を直径にして円を
 描き、その円の中に納まる様にしていま
 す。
 
 いけばなの形は、立体物で球面体の内
 側に納まると考えられます。

 此の作品は、平成22年9月に習作した
 花です。
 
   
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