(No37)

 山茱萸  体の花器移し 
         (竹器 二重切)

此の活け方は、客位全体1瓶活けです。

代替りの姿です、体は主人を表していま
すが、体の先は枯れて折れて無くなって
います、替りに体の内添えが成長して体
の位置に伸びています、これは代替りを
表しています。
   
下段の挿し口より出た古木が、上段の側
面より入り、花器移しで逆体へと繋がって
います、又体の内添えは下段の古木より
出ています、上段器に接触しない様に裏
側より立ち上げ、体の位置へ撓してあり
ます。
   
全体の調和を取るため、二つ柱の裏側よ
り留めの控え流しになっています。

此の作品は、平成18年3月熱田区花道
連盟春季花道展(会場は名古屋市熱田区
役所7階講堂)にて出瓶した花です。
      
   
戻る
前へ 次へ