クサフグ産卵

 10年以上続いている大井漁港内でのクサフグ産卵観察会。クサフグは、産卵前は、ひじょうに神経質になっており、周りがうるさいと産卵をやめてしまいます。今年の観察会は、見学者ではなく、波が荒くて海面が騒々しく、観察会当日は、産卵が見られませんでした。これは他の日に撮った写真です(泣)。
 南知多町大井漁港内のクサフグの産卵の様子です。クサフグは全身に毒があり普通は食べられない魚ですが、産卵の仕方がとてもユニークです。一度に何百、何千匹ものクサフグが一度に集まりレキ浜に上がって産卵します卵は、レキの隙間に入っていきます。1匹の大型の雌に対し、数匹の雄が群がり射精をしますので、直後は海水が白濁します。クサフグは、いったん陸に上がってしまうことになりますが、次第に海水面が満ちてきますので、ちゃんと海に帰っていけます。