(No112)
    燕子花  11株  株分け  
            (鉄器 蕪型)
此の活け方は、主位の姿で留めの株
分けに活けて有ります。
体と用で8株に組んでいます、留めは
3株で組んで有ります、留め先に1株、
花の前に1株短い株が有りその奥に
留めの控えが入れて有ります。
体の株葉は、虫喰い葉、枯れ葉等を
使用して、8月上旬の土用丑過ぎの残
花を表現しています。

燕子花は、古典のいけばなの季節を
活け分ける、重要な花材です。

春3月中旬~4月中旬の姿は、株葉の
組み方が芯葉を短く組みます。
初夏5月~7月下旬は、盛りの姿を表
現する為に花数多く賑やかに活けます。
8月上旬~10月中旬迄は盛りの過ぎ
た残花を活ける為に、枯れ葉、花の実
等を使用をして季節を表現します。
10月下旬~11月下旬は、晩秋の姿を
活けます、花の姿は季節毎に色々変化
させて活けています。

此の作品は、平成24年8月2日に、夏
の連夜会(会場は名古屋市中区大須
の三輪神社、和風会の花席で)私の所
属している、諸流花心会の当番日に献
花した花です。  
   

   

   
   
   
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