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(No124)
拍槇 小菊 (鉄器 三重切)
この活け方は、上段と中段で主位の姿に活
けて有ります、中段の挿し口より出た、古木
が、上段の挿し口の中心へ撓して、挿し口を
一致させて有ります、その姿は二重撓しの姿
に活けて有ります(花器移し)。
この時に、古木が上段の花器に接触しない
事と、古木の先端の切り口と、花器の水平
線と合わせて平行に切る事、その隙間は約
5㎜位にすると美しく見えます。
下段の挿し口には、客位で一瓶の姿に活け
て有ります。
三重切の花器に、主位二重撓しの変化の有
る曲線と、下段の挿し口より、客位半月型に
活けた曲線を組み合わせて、二瓶の姿を活
ける事により、流動感を表現する事が出来
たのではないかと思います。
この作品は、平成25年5月18日中日いけ
ばな芸術展(会場は名古屋松坂屋本店7階
催事場)にて出瓶した花です。
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