(No134)
錦木  朝鮮槇  燕子花
     山上の湖水    (竹器 五重切)

此の活け方は、上段の挿し口には、主位横姿で
燕子花を活け、用の前添え流しで、活けて有ります。
その下の丸窓と、三段めの二つ柱で錦木の花器
移しによる、一瓶活けに成っています。
四段めの挿し口には、客位で主体の姿に活けま
す、五段めには、主位で朝鮮槇の横姿にいけま
した。

本来は、水物の燕子花を最上段に活ける事はし
ません、が此の活け方に限り許されています。

下側の挿し口、四段の挿し口には(里山の林の
景色)を表現しています。
錦木を高く活けて有りますのは近くの林を現し、
手前の林より、遠くの山を眺めた姿です(上段
の燕子花は、遠くの山上に有る湖水)を表現
しています。

此の作品は、平成23年9月25日千秋流名古屋支
部いけばな展(会場は、名古屋市鶴舞公会堂4階
ホール)にて、  川口紅清軒 加藤藤陽斎 三
輪豊恵庵 美甘寿豊園で、多人数席に出瓶した
花です。




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