(No19)

  白梅   (竹器 二重切)

 此の活け方は、客位全体で1瓶の姿に
 活けて有ります。
 
 下段の挿し口より出ている苔木の先端
 が、上段の挿し口の根元に一致させて
 有ります(花器移し)。
 此の時、下段挿し口より出た苔木は上
 段挿し口の前で器に接触させない事。
 
 留め先は、苔木で入れ枯れ止めにして
 あります、替りに留めの控え流しにして
 全体の調和を取ってあります。
 
 梅の若枝(ずわえ)は胴の苔木よりあし
 らい、勢い良く伸ばしてあります。

 此の作品は、昭和60年2月に千秋流
 泉若会いけばな展(会場は旧愛知県婦
 人文化会館)に出瓶した花です。
   
戻る
前へ 次へ