(No32)
 
  山茱萸 椿   三重活け 
         (竹器 三重切)
 
 此の活け方は、客位全体1瓶活けの姿 
 です。
 下段の挿し口より古木の幹が中段の中
 へ入りその先が、上段の根元へ潜り込み
 み(花器抜け)上段の主位の花(逆体)に
 繋がっています。
 中段左側の挿し口は、主位横姿に活けて
 ありますが、全体の姿では胴流しになり、
 その先端は留め流しの位置にあります。
 留めは椿で窓の中に短く活けてあります。
 此の姿は、1本の古木が下段から上段ま
 で繋がって見える様に活けてあります、花
 器移しと花器抜けを併用しています。

 此の作品は、平成20年1月名古屋華道
 文化連盟 早春いけばな展(会場は名古
 屋三越栄店7階催事場)川口紅清軒、加
 藤藤陽斎、二人席で出瓶した花です。
  



   
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