(No42)
  花水木  撓花=ためしばな
          (古銅 竜足盃型)

 此の活け方は、主位の姿で留め流しに
 活けてあります。
 体の曲線を深く撓す為に、主になる幹
 を楔撓しで曲線を作ります。
  
 花木の撓花を活ける時は、花の水揚
 げを保つ為、短い時間で活け上げる事
 が重要です。
 私は花展の会場で、楔撓しで活ける
 様にしています。
 
 楔撓し(太い幹に曲線を付けるために、
 必要な処に直角に深さ50~65%の切
 り込みを入れ、他の枝で同じ太さの幹か
 ら三角の楔を、角度は10度~20度の
 物を切り出しこれを切り込みに挟み込
 む事です)。

 此の作品は、平成23年4月千秋流恵那
 支部いけばな展(会場は岐阜県恵那市
 恵那文化センター)にて出瓶した花です。
  


   
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