(No96)

   錦木 蔓梅擬 (竹器 三重切)

此の活け方は、上中下各段で客位一
瓶活けに成っています。
   
下段より出た古木が、中段の挿し口の
中に入り、花器移しに成っています、そ
の先が上段の底へ潜り込み古木が上
段の花に繋がります、上段は主位の姿
に活け逆体になります。
   
下段の留め先は、枯れ枝で留めの座
のみ、変りに留めの控え流しになります。
   
二つ柱の後ろより流す為、柱を切った
事にはなりません。
   
中段の蔓梅擬は主位に活け、色添えと
して活けました。

此の作品は、平成21年10月千秋流瀬
戸支部いけばな展(会場は愛知県瀬戸
市瀬戸文化センタ-)にて出瓶した花
です。
    

   

   

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