浄土真宗

助けてくださる阿弥陀さま

 「あみだ」とは、「限りないいのち」「限りないひかり」という意味です。永遠で途切れることのないいのちで「いつでも」見守って下さいます。光が地上の全てを照らすように「どこでも」見守って下さいます。

 「南無阿弥陀仏」(なもあみだぶつ)は「助けてくださる阿弥陀さま」。私が願う前に、阿弥陀さまの方が先に「あなたを救って決して捨てません」と願いをかけてくださっています。だから、「助けてください」ではなく「助けてくださる阿弥陀さま」 

安心して生きる

 不安の中 毎日を生きる私に、阿弥陀さまは「ただ私にまかせなさい」と声をかけて下さっています。

 いのち終えたら、必ず極楽浄土(光り輝く清らかな仏の国)に生まれて、私も仏(真実のさとりの存在)と成らせていただけます。

 いのちある間は、「いつでも」「どこでも」見守って下さっているので、私はひとりではありません。よろこびもかなしみも共にしてくださる阿弥陀さまと一緒の人生です。

わたしのままで輝くいのち

 煩悩がつきない私のことを、「大丈夫」と「そのままで」救って下さる阿弥陀さま。

 蓮の花がどの花もその色で光っていて美しいように、わたしもわたしの色で素晴らしい。そんなわたしを、阿弥陀さまは白蓮華のようだとほめてくださいました。

 いのちある、生きているだけでとっても尊いこと。

浄土真宗の教章(私の宗教)

1. 宗名 浄土真宗本願寺派(西本願寺)

1. 宗祖 見真大師親鸞聖人(1173-1262)

1. 本尊 阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)

1. 経典 浄土三部経

      仏説無量寿経(大経)

      仏説観無量寿経(観経)

      仏説阿弥陀経(小経)

1. 教義

南無阿弥陀仏の み教えを信じ、必ず仏にならせていただく身のしあわせを喜び、つねに報恩のおもいから、世のため人のために生きる。

1. 宗風

宗門は同信の喜びに結ばれた人びとの同朋教団であって、信者はつねに言行をつつしみ、人道世法を守り力を合わせて、ひろく世の中にまことの み法をひろめるように努める。また、深く因果の道理をわきまえて、現世祈祷や、まじないを行わず、占いなどの迷信にたよらない。