季節の法要

元旦会

がんたんえ

元日、午前11時~

新年のご挨拶

 新しい年を迎えたら、まず、お寺にお参りし、阿弥陀さま・ご先祖さまにご挨拶いたしましょう。

確かな幸せを

 無常の世の中、他と比べて幸せを感じる私です。しかしそれは不安定なものです。常に変わらずお護り下さる阿弥陀さまにあわせていただくことほど、めでたいことはありません。

お楽しみ会(演奏会、軽食、お菓子つかみ取り、ビンゴなど)

春季彼岸会・総永代経法要

しゅんきひがんえ

お彼岸期間の日曜日、10:30~

お彼岸とは

 「彼岸」とは川の向こう岸、阿弥陀さまの極楽浄土のことです。先人たちは真西に沈む夕陽を見て、太陽が帰るように、亡くした方やわたしも西の方角に還っていくと、西方極楽浄土に想いを馳せました。

亡き人を偲び、いのちをみつめる

 お浄土に往生された大切な方を偲んでお参りします。いつも見守って下さっていることに感謝申し上げ、今を生かせていただく自分のいのちを見つめます。

被災地応援物産展

  お買い物を楽しむことを通して、「忘れないよ」という気持ちを持つことが、復興への支援となります。

そうえいたいきょうほうよう

彼岸会に引き続き、13:30~

永代経とは 

 浄土真宗では「永代供養」とはいわず、「永代読経」=「永代経」といいます。子孫や後の世の人々に救いをもたらす阿弥陀さまの み教えを、永代にわたってお経を読むことで伝えていく法要です。

感謝のお勤め

 亡き人のために永代経懇志を上げていただくことで、教西寺が護持(維持)され、永代に読経することができます。教西寺があるのはその方のおかげですので、お寺にご縁のある全ての人でお参りし、感謝申し上げます。お念仏が永代に続いていくことが、仏と成られた方々の願いです。

盂蘭盆会

うらぼんえ

8月15日、夕方

お盆の夕べに亡き人を偲び、受け継ぐいのちに感謝します

なくした人とつながり  その人を大切にする時間

~こころにあふれてくる思いを 感じるままに~

 

皆さまのお勤め

 音楽法要を美しく。参拝者全員で、ご一緒に「散華」をして、お浄土を目の前に感じ、仏さまの徳を讃えましょう。

 

  ※「散華(さんげ)」=「華葩(けは)」という花びら形の紙片を散らす作法

 

初盆のお勤め

 仏さまと成られた亡き人に灯火をお供えする、灯りに照らされるお盆の夜。静かに偲び、いのちをみつめる厳粛な法要です。光とともに御堂に響くコーラスの歌声が、お浄土からの仏さまの見守りのようにわたしをつつみます。

 

お盆の由来

 「盆」とは、インドの「ウランバナ」をそのまま「盂蘭盆」としたものの略です。意味は地獄の苦しみ。お釈迦さまの弟子、目連尊者の物語に由来します。

 あるとき目連尊者が「神通力」を使って、亡くした母親を探すと、餓鬼道に堕ちて苦しんでいました。生前、母は我が子を育てるのにやむを得ず悪業を犯していたのです。

 そこで、お釈迦さまのお説きになったとおりに、夏の修行期間の最終日に多くのお供えをしたところ、亡き母は苦しみから救われました。

 以来お盆の日は、わたしを養い育ててくださった亡き父母やご先祖さま、ご縁のある方々に感謝し、仏さまを礼拝する日となりました。

秋季彼岸会・総永代経法要

しゅうきひがんえ・そうえいたいきょうほうよう

 秋のお彼岸。

 春季彼岸会・総永代経法要と同じ。

※秋分の日「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」(国民の祝日に関する法律)

報恩講

ほうおんこう

 日曜日、10:30~、13:30~

報恩講とは 

 宗祖・親鸞聖人は800年ほど前、命がけで念仏の み教えをお示し下さいました。阿弥陀さまの「必ず救う」という願いを聞かせていただいたおかげで、私たちは今、仏さまを心のよりどころとして日々を暮らすことができます。ご先祖さまや自分の大切な人たちを偲び、お参りするお寺があるのも、親鸞聖人のおかげです。このご「恩」に感謝し、「報」いるのが、報恩講です。どうぞご家族みなさまそろってお参り下さい。

最も盛大に

 浄土真宗では最も大切にされている法要です。お内陣の荘厳(お飾り)も、五具足、打敷、水引、御絵伝など、いつもより豪華になります。読経も登礼盤、柄香炉、声明など、特別な作法があります。午後のご満座法要は、導師は最高の礼装(七条袈裟)で、他のお寺様にもお参りいただく華やかな法要です。

焚焼会(ぼんじょうえ) <お焚き上げ>

ぼんじょうえ (おたきあげ)

12月下旬

 年末に、大切な人やものを偲びます。お位牌、お写真、お手紙、お人形など、大切なもの、手放しがたいものを、お焚き上げします。

ご縁・ご恩を偲びつつ

 浄土真宗では物に霊魂が宿っているとは考えませんが、大切なものには亡き人との思い出や他人の情念を感じ、容易には捨てられないのが人情かもしれません。それらのものとのご縁を偲びながら、感謝申し上げつつ、お焚き上げします。

あたたかく

 寒い時期に屋外ですので、暖かくしてお越し下さい。お焚き上げの後は、あたたかい飲み物などご用意しております。

 

 法要の名称は、『正信念仏偈』の「焚焼仙経帰楽邦」より。